預かりボランティアへの登録をご検討いただき、誠にありがとうございます。
トラブルを未然に防ぐため、以下の項目を一つずつ丁寧にご確認いただけますようお願いいたします。
猫の預かりに必要な確認事項と事前準備
※預かりボランティアをご希望の場合は、トラブル防止のため、以下の確認や事前準備をすべて終えてからご登録ください。
準備が整っていない場合は、ご登録をお控えいただき、再度の検討をお待ちしております。
無償サービスに関するお願い
猫アズカルは、保護猫を優先とした助け合いを目的としています。
そのため、無償での預かりを基本とし、有償での預かりは行っておりません。
※保護猫の場合、フードや日用品については基本的に預かりボランティアが負担することが原則です。
交通費などの必要経費や、猫が設備や備品を破損した際の修繕費については、事前に双方で相談し、合意の上で金額をお渡しください。
※預かりボランティアが賃貸物件にお住まいの場合、火災保険の「個人賠償責任特約」に加入していれば修繕費をカバーできる可能性があります。事前にご確認いただくことをお勧めします。
・有償での預かりは「ボランティア」とは認められません
・有償での預かりを認めると、金銭目的の登録者が増える恐れがあります
・依頼主から見て、不公平感が生じる可能性があります
・猫アズカルでは、金銭トラブルについて一切責任を負いかねます
預かりに必要な準備と備品
※猫の預かりには、以下の備品が必要です。
これらは預かりボランティア側で事前にご用意いただく必要があります。
もし備品が揃っていない場合は、インターネットの掲示板やフリーマーケットを利用して譲ってもらうなど、費用を抑える方法もありますので調べてみてください。
・猫用ケージ(必須。専用の頑丈なもの。手作りケージの場合、安全性と快適性を十分に考慮したものが必要です)
・猫用トイレ(必須。短期間であれば100均のケースや段ボール箱で代用可能)
・トイレ砂
・ペットシーツ
・タオルや毛布類
・フード&水入れ食器(100均で購入可能)
・爪とぎ(100均で購入可能)
・猫じゃらし(100均で購入可能)
・猫ベッド(用意できれば)
・キャリーケース(用意できれば)
預かり準備の参考になる動画
以下に、管理人が実際に預かりボランティアを経験した際の動画をご紹介します。
預かりを始める際の参考としてぜひご覧ください。
■【子猫保護】母猫を呼ぶ寂しい声・里親さんが現れた!③
※子猫を数日預かる程度であれば、Mケージ位の大きさでも十分です。
※1’18” 「家はペット不可」とありますが、「現在は飼育可」に変更されています。
■【捨てられた子猫保護②】子猫が夜と明け方に鳴く!その理由とは
※預かり日数が多い場合はMケージでは手狭になるため、2段ケージを用意しました。猫には上下運動ができるようになり、ハンモックで快適に過ごせます。
預かりに必要な準備:脱走対策
※猫を預かる際には脱走対策が欠かせません。
この準備も、預かりボランティア側で事前にご用意いただく必要があります。
猫はほんの少しの隙間からでも逃げ出してしまうことがあります。
「絶対に脱走させない」という意識を持ち、日々細心の注意を払ってください。
・出入口に脱走防止扉を設置する
・窓に脱走防止ネットを設置する
・猫の居住スペースを限定する
・慣れるまではケージ内で飼育する
預かり期間中のフード・日用品について
猫アズカルでは、預かり期間中のフードや日用品の費用は、基本的に預かりボランティアが負担することが原則です。
ただし、依頼主から申し出がある場合や、特別なフードや日用品が必要な場合、また猫の頭数が多い、預かり期間が長期に及ぶ場合などは、常識的な範囲内で受け取ることが可能です。
※これは保護猫の場合に限ります。
飼い猫の場合は依頼主が費用を負担する形となります。
当サイトは保護猫を優先とした助け合いを目的としています。
預かりボランティアの方々には、「預かってあげる」という意識ではなく、「一緒に保護する」「預かりを経験させていただく」という協力的な姿勢を持っていただければ、スムーズに活動が進みます。
また、日々のフードや日用品の費用が大きな負担に感じられる場合は、猫の預かりをお控えください。
預かりボランティアをするには、ある程度の余裕とおおらかな気持ちが必要です。
(時間的・体力的・精神的な負担も含まれます)
ご自身のキャパシティを常に確認しながら、無理のない範囲でご協力をお願いいたします。
「飼い猫を預かってほしい」と依頼を受けた場合の対応について
猫アズカルは、保護猫を優先的にサポートする助け合いサービスです。
保護猫とは、「これから里親さんを探す猫」を指します。
「外で暮らす猫」や「飼い主がいない猫」がこれに当たります。
また、保護猫を預かる方は「保護主」と呼ばれます。
一方、飼い猫とは、「ペットショップやブリーダーから購入された猫」や「里親に引き取られた猫(ペット)」を指します。
「飼い猫を預かってほしい」という依頼を受けた場合、以下の内容をご確認の上、ご対応ください。
・飼い主の都合による依頼(旅行、帰省、来客、仕事など) → 預かり不可
・飼い猫が捨てられる恐れがある、または命の危険がある場合 → 預かり可能
飼い主都合による預かり依頼について
飼い主は、万が一の際に猫を預かってくれる後見人をあらかじめ決めておくことが責務です。
また、預かりが必要な場合は、まず友人・知人やペットホテルを利用することを優先してください。
※飼い猫を預かるための他のマッチングサイトや有料サービスを利用する選択肢もあります。
飼い主都合の理由で猫を預けることを認めてしまうと、飼い主が責任を軽視し、安易に猫を預けるケースが増えてしまいます。
その結果、本来支援すべき保護猫への対応が遅れる恐れがあります。
健全な運営を維持するため、必要性が薄い依頼はお断りいただけますようご協力をお願いいたします。
飼い猫が捨てられる恐れや命の危険がある場合
転居や入院などで緊急性の高い依頼がある場合、飼い猫の預かりが必要になることがあります。
保護猫活動の現場では、飼い主の転勤や引っ越し、急病などが原因で猫が置き去りにされるケースが後を絶ちません。
そこからさらに子猫が産まれ、野良猫が増えるという悪循環を招くことがあります。
「飼い猫を預かってほしい」という依頼を受けた場合は、「このままでは捨て猫になり得るか」「命に危険が及ぶ状況か」を判断基準としてください。
こうした対応は、捨て猫を減らすための大きな貢献になります。
飼い猫の預かりを制限する理由
「保護猫を預かるなら飼い猫も預かれるのでは?」「猫の種類にかかわらず預かってほしい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、安易な飼い猫の預かりは、捨て猫問題を悪化させる原因となります。
「無料で飼い猫を預けられる」と思う飼い主が増えると、飼育に関する責任が軽視され、猫を放棄するケースが増える可能性があります。
その結果、捨て猫が増加し、さらに繁殖によって野良猫が増え、保護団体や個人ボランティアの負担が増してしまいます。
猫アズカルは、不幸な猫を減らし、殺処分を少しでも減らすことを目的として活動しています。
そのため、「飼い猫の預かり」はポリシーに反する行為となります。
例えるならば、猫アズカルは「家族のいない子どもを次の家族へ繋ぐための施設」のような存在です。
ここでは「命を守る」という緊急性の高い目的があります。
個人的な都合で飼い猫を預ける依頼は、児童養護施設に託児サービスを求める行為に似ています。
猫アズカルは、飼い猫を無償で預かるサービスではないことをご理解ください。
その上で、飼い猫の預かりが必要な場合は、外部サービスをご利用いただくようお伝えください。
その他の確認事項:必ずお守りいただく内容
猫の預かりに際し、以下の事項をご確認ください。
1つでも守ることが難しい場合は、ご登録を控えていただき、すべての確認が済んでから再度ご検討ください。
・ペット可物件にお住まいですか? ・家族全員が賛成していますか? ・猫アレルギーの家族はいませんか? ・1日あたり一定時間以上留守にすることはありませんか?(例:健康な子猫1頭で2〜3時間、成猫1頭で6〜12時間) ・特別な事情で長時間留守にする場合、万全の態勢を整えていますか?(ペットシッターの手配、見守りカメラの設置、緊急時に駆けつけられる近隣の協力者など) ・病気や怪我の際、適切な医療を受けさせることができますか?(費用の立て替えを含む) ・預かり中のフード準備やトイレ掃除を問題なく行えますか? ・猫の様子を写真や報告で依頼主に共有できますか? ・預かり期間中、責任を持って猫を大切に扱うことができますか? ・身分証明書を提示できますか? ・依頼主と住所や連絡先を交換し、適切に管理できますか? ・自宅での受け渡しが可能ですか? ・自宅での受け渡しが難しい場合、飼育環境を写真や動画で正確に伝えられますか?
・猫が病気や怪我をした場合、速やかに適切な医療を受けさせ、依頼主に連絡を取ります。 ・保護された子猫は、病院で初回検査と必要な処置を終えた後に預かります。 ・成猫は、必要な検査や処置(避妊・去勢手術、ウイルス検査、駆虫、ワクチン接種など)の報告を受けた上で預かります。 ・未避妊・未去勢の猫を預かる場合、適切な時期に依頼主が避妊・去勢手術を行うことを前提とします。 ・傷病が重い猫や過度に負担がかかるケースは預かりを控えます。 ・エイズ・白血病キャリア猫の場合は、里親募集が可能な条件下でのみ預かりを検討します。 ・依頼主とのやりとりを責任を持って行い、不都合が生じた場合は適切に報告します。 ・依頼主とのやりとりで不安や疑問がある場合(例:連絡頻度や内容が不明確、一方的な要求など)は依頼を引き受けません。
預かり期間や内容の変更について
猫アズカルでは、「預かりボランティア」と「依頼主」の間で「預かり期間」や「方法・内容」を十分に相談し、双方が合意の上で決定・実施していただきます。
しかし、やむを得ない事情により、依頼主から「預かりを中断したい」「預かり期間を変更したい」「方法や内容を見直したい」という申し出があった場合は、速やかに相談に応じてください。
預かりボランティア側に事情の変更が生じた場合も、同様に迅速な対応をお願いいたします。
この際、預かり期間を不当に延長することはできません。
(例:預かりボランティアが猫を返さない、または依頼主が猫を引き取らない、など)
「状況が変わった」「双方の意見が折り合わなくなった」といった理由で変更が必要になった場合は、一旦依頼主が猫を引き取り、改めて冷静に話し合いを進めることをお勧めします。
正当な理由なく申し出を拒否する、または変更に応じない場合は、今後の利用を制限させていただく場合があります。
猫の安全を最優先に考え、柔軟でおおらかな気持ちで対応していただけるようお願いいたします。
猫の所有権について
猫アズカルを通じて預かる猫の所有権は、「依頼主」に帰属します。
たとえ預かり期間が長期に渡った場合でも、所有権が預かりボランティア側に移行することはありません。
譲渡についての禁止事項
当サイトは「猫の預かりサービス」を提供しているものであり、「猫の譲渡」は行っておりません。
譲渡を希望する場合は、猫アズカルを利用せず、必ず外部の里親募集サイトをご利用ください。
「猫の預かり」は、一定期間猫をお世話した後、元の保護主や飼い主にお返しすることを前提としています。
一方で「猫の譲渡」は、猫を引き取り、新しい家族として一生涯責任を持って飼育するための契約です。
そのため、「預かり」と「譲渡」では適用されるルールや費用が異なります。
現在、「里親詐欺」や「虐待」といった問題が多発しているため、万が一のトラブルを防ぐためにも、このルールを必ず遵守してください。
虐待・転売防止のための対策
不審な登録を確認した場合、運営側で非公開設定や登録解除の対応を行います。予めご了承ください。
運営者は地域猫活動を通じて、行政や警察と密接に連携しています。
虐待や転売を防ぐため、不審な登録者を発見した際には、登録情報やIPアドレスを行政や警察と共有するなど、必要な措置を講じています。
ユーザー間のトラブルと安全対策
猫アズカルでは、「猫を預かりたい人」と「猫を預かってもらいたい人」をマッチングするサービスを提供していますが、個々のやりとりにおいて行き違いや誤解、考え方や行動様式の違いが生じることもあります。
最初は猫アズカルのメッセージ機能を通じてマッチングを行っていただきますが、実際に猫の受け渡しを行う際には、お互いの携帯電話やLINEを活用して、より直接的で詳細なコミュニケーションをとるようお願い致します。
「猫を助ける」ことを最優先の目的とし、丁寧な言葉遣いややり取りを心がけましょう。
社会常識とマナーを守り、気持ちの良いやり取りを意識して行動してください。
・ユーザー間でトラブルが発生した際は、双方の自己責任で解決していただくようお願いします。 ・トラブルが発生した場合、運営者は規約に基づいて対応しますが、ユーザー間の問題に直接介入することはありませんので、ご了承ください。 ・猫の預かり中に依頼主または預かりボランティアと連絡が取れなくなった場合は、速やかに警察に届け出てください。 <ケージ&脱走防止柵・参考商品> アイリスオーヤマ キャットケージ ミニ 2段 ハンモック・食器・キャスター付 簡単組み立て ホワイト LIFAXIA ペットゲート 猫 150cm ドア付き ハイタイプ 猫脱走防止
・ユーザー間でルール違反やマナー違反が確認された場合、運営側で非公開設定や登録解除を行います。